2024.1.25更新

いつもオープンチャットをご利用いただきありがとうございます。

最近、著名人の名を騙るなどしてオープンチャット上で暗号資産などの投資商品に関する情報提供やアドバイスを装い、詐欺の可能性が高い投資商品の購入や取引所への入金を促すケースが確認されています。

ユーザーの皆様におかれましては、そのような不確定な情報や疑わしいアドバイスを鵜呑みにせず、客観的で冷静なご判断を心がけていただきますようお願いいたします。

詐欺の可能性のあるオープンチャットの特徴について

注意が必要なオープンチャットには、以下のような特徴があります。
※これらの特徴があるオープンチャットがすべて詐欺であるというわけではありません。

  • 著名人や投資家を装って長文の投資情報を一方的に投稿している ←NEW!
  • 無関係な他のオープンチャットに招待リンク(URLなど)を拡散している
  • 検索サービスにも出ない無名な取引所へ誘導している
  • LINEアカウントなどへ個別に誘導している
  • 開催元が不明確な投資セミナーへ誘導している
  • 不自然な日本語による投稿が確認される
  • 反応や返答を求めない一方的な投資情報やアドバイスについての長文投稿がある

消費生活センターに実際に寄せられた事例

消費生活センターには、FX取引(外国為替証拠金取引)に関する相談が多く寄せられています。

オープンチャットに限ったことではありませんが、SNSの投資グループに誘われそこでFX取引を持ち掛けられた結果、トラブルに巻き込まれたという相談について、いくつか実際の事例を紹介します。(出典:独立行政法人国民生活センター「SNS上の投資グループで勧誘される詐欺的なFX取引トラブル-その仲間、信じて大丈夫?-」)

【事例1】退職金の運用を学ぶために SNS 上の投資グループに参加し、FX 取引をしたが出金できない

老後に備えて退職金を運用する勉強をするため、SNS の広告で見た投資セミナーのLINEグループに登録した。そこで、実際に資産運用に成功したという事例を聞き、投資セミナーの運営事業者に勧められて FX 取引を始めた。FX 取引アプリが無料で提供され、取引を進めると利益が出たので徐々に投資額を増やし、計500 万円を毎回異なる個人名口座に振り込んでいた。その後、500 万円の出金を求めたところ、「出金には税金として160 万円が必要」と言われ振り込んだ。しかし、 「間違った口座に入金された」と言われ、再度別の口座に 160 万円を請求され、指示通りに振り 込んだ。しかし 500 万円は出金されなかった。騙されたと思うが、どうしたらいいか。
(2023年9月受付 60歳代 男性)
※出典:独立行政法人国民生活センター

【事例2】FX 取引で口座から出金を申し出たところ、口座残高の半分の証拠金を要求された

SNS で見た FX 取引の広告が気になり、広告にアクセスしたら LINE のグループに招待された。 グループ内では「もうかった」という成功談が多く書き込まれており興味を持った。グループ内 にいた FX の取引所担当者を名乗る者の案内に従い、免許証の画像を送信して FX 口座を開設し、 証拠金約 1,000 万円を振り込んだ。更に振り込もうとしたところ、インターネットバンキングが ブロックされた。銀行に問い合わせたところ、「不審な点があるので制限した」と言われた。FX 口 座には取引の利益を含め約 1,400 万円あったので、取引所のオンラインサポート窓口に出金を申 し出たところ、「出金するためには更に口座残高 50%の証拠金(約 700 万円)が必要だ」と言われ た。投資に詳しい知人に相談したら、「詐欺に遭っている」と言われた。お金を取り戻したいが、どう対処すればいいか。
(2023年8月受付 60歳代 男性)
※出典:独立行政法人国民生活センター

【事例3】SNS で知り合った人から投資グループに誘われ海外 FX 取引を行ったが、出金時に税金を請求された

LINEで友達申請してきた人から、株情報の交換をするグループに誘われた。そのグループ内で、「海外のFX取引の情報が入手できる。国内より高倍率の取引が可能だ」と誘われて、海外FXの口座を開くことにした。担当者から教えられたサイトで口座を開き、指定された個人名義の口座に50万円を振り込んだ。FX口座内で倍以上の利益が出たので、そのうち約15万円の出金を申し出たところ、自分の銀行口座に入金された。信用できると思い、7回にわたり計700 万円を振り込んだ。指定された口座は毎回異なる個人名義の口座だった。口座内の約50万円を出金したいと申し出たら、「海外取引税として約160万円を今日中に指定口座に振り込まないと出金できない」と言われた。詐欺ではないかというインターネットの書き込みを見たが、元金だけでも回収したい。
(2023年7月受付 70歳代 男性)
※出典:独立行政法人国民生活センター

暗号資産についての相談事例

また、国民生活センターは暗号資産に関する相談事例を公開して、特に20代の若い世代への注意を呼びかけています。(出典:独立行政法人国民生活センター「【20代要注意!】暗号資産のもうけ話」)

【事例4】SNSで知り合った外国人男性から勧められた投資サイトで暗号資産の取引をした。出金を希望したら、高額な費用を請求された

画像投稿のSNSで外国人男性と知り合い、メッセージアプリで連絡を取り合うようになった。暗号資産の投資を勧められ、最初の投資として、指示に従って国内の暗号資産取引所のアプリで2万円相当の暗号資産を購入し、指定された投資サイトへ送付した。数日後、利益が3万円相当になり、暗号資産取引所のアプリ内に開設した自身の口座へ出金できたので信用した。再度、40万円相当の暗号資産を投資サイトへ送付し、利益が出たので、出金しようと投資サイトへ連絡すると、出金には12%の税金がかかり、約5,800ドル(約86万円)を支払わなければ出金できないと言われた。どうしたらよいか。
(2023年10月受付 20歳代 男性)
※出典:独立行政法人国民生活センター

【事例5】知人に暗号資産の自動売買でもうかると誘われ自動売買ソフトを購入した。もうからず、信用できないので返金してほしい

知人に誘われ、知人が参加している副業グループの話を聞きに行くことにした。「グループが販売している暗号資産の自動売買ソフトを使えばもうかる。グループで投資の勉強ができる」と言われ、グループへの参加とソフトの購入を申し込むことにした。50万円相当の暗号資産を購入し、指定された海外の送金先に送付した。その後、ソフトを利用して暗号資産の売買をしたがもうからず、信用できない。誰かを勧誘すると紹介料がもらえるという話は聞いていたが、自分は誰も勧誘していない。返金してほしい。(2023年5月受付 20歳代 男性)
※出典:独立行政法人国民生活センター

オープンチャットにおける禁止事項

オープンチャットでは、以下の行為を禁止しています。

  • 株式などの不法取引、違法な商業活動
  • その他、違法行為、およびそれを助長する内容の投稿
  • 真偽不明の情報を拡散する行為

上記は、オープンチャット禁止規定「9. 法令違反又は法令違反につながるおそれのある行為」や11. なりすまし」、14. 商用宣伝を目的とする行為」に該当し、これらが確認された投稿および禁止規定違反を目的として作成されたオープンチャットは削除の対象となりますのでご注意ください。
また、オープンチャットの禁止規定の詳細は以下のリンクをご確認ください。

オープンチャット禁止規定

ガイドライン違反を発見したら

トークルーム上からの通報だけでは伝達が難しい違反行為をみかけた場合は、以下のページをご確認の上、専用メールアドレス宛に詳細な情報をお送りください。
ガイドライン違反 詳細情報提供のお願い

詐欺にあった場合の相談先

もし詐欺にあってしまったら、警察相談専用電話「#9110」番をご利用ください。
「#9110」番は、全国どこからでも、電話をかけた地域を管轄する警察本部などの相談窓口につながる全国共通の電話番号です。

詳しくは、警察に対する相談は警察相談専用電話 「#9110」番へ(政府広報オンライン)をご覧ください。
※ダイヤル回線や一部のIP電話からはご利用できませんので、お住まいの都道府県にある警察相談専用電話(警察庁HP)を ご利用ください

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今後ともオープンチャットをどうぞよろしくお願いいたします。